その他の原因

1.ベルトの張り・ベルトが切れている・ベルトが外れている
   アイドルプーリーからHSTファンプーリーに掛かっているベルトの張り具合を確認して下さい
   切れていたり亀裂が入っているようであれば新品に交換して下さい。又プーリーの溝が摩耗してベルトが食い込んでいる場合は
   プーリーを交換して下さい。エンプラ(プラスチック)のバネが伸びていたり、泥等で固定ボルトが固まって動かない場合、エンプラが
   テンションの役目を果さずベルトが張り切れていない場合もありますので、バネを交換する等の対処をして下さい。
2.チェーンの確認
   HST本体〜手動シャフト、手動シャフト〜デフのチェーンを確認し外れていたり、弛んでいたら張り直すか
   新品に交換して下さい。
3.手動シャフトピローの破損
   手動シャフトのピロー(HSTタイプはUCFL205)が破損すると空回りして機械が進まなくなります。破損していたら
   新品に交換して下さい。又錆びや破損防止の為ピローにグリスを定期的にさして下さい。

4.プルスイッチの故障
   プルスイッチが破損しているとスイッチをONにしてもきかいは動きませんこの場合は新品に交換して下さい。
   又、プルスイッチの裏の配線が外れていたり、電磁クラッチに繋がる配線が外れている場合も動きませんので確認して下さい。    
5.前車輪及び後車輪の破損
   前・後車輪のゴムがはがれかかっていたり、前車輪こベアリングが壊れている場合は新品に交換して下さい。
   新品に交換する際は前車輪及び後車輪の片側だけが破損していた場合でも両方交換する事をお勧めします。
   片側だけの交換ですと機械のバランスが悪くなる為真っ直ぐ進まない可能性がありますので1個だけの交換は
   出来るだけ避けて下さい。
6.デフシャフトが折れている、デフの破損
   デフシャフトが折れたりベアリングが破損すると後車輪が動かなかったり機械が左右に曲がったりガタついたりします。
   デフのどの部分が壊れているか確認して新品に交換して下さい。
   前進はするが後進しない場合などはデフ上部のベアリングの可能性がありますので確認して破損部分を交換して下さい。
   ※デフシャフトは機種により長さ太さが異なります。
   
デフシャフトの種類
   操作側から見て左が右がになります。又同じ機種でもスプラインの径が2種類あります。細(22φ)、太(24φ)
   ご注文の際は必ず製造番号をお教え下さいますようお願い致します。
   
デフ上部のベアリング
   デフの上部のベアリングには2種類の組み合わせがあります。(ダイハツのデフに限る)
   1.30204・TR-2555−N
   2.30304・30305(又はTR0506−N)
   1か2いずれかの組み合わせですのでデフ上部をばらして確認して下さい。尚、デフ上部のオイルシールはどちらも同じ物を使っています。